ドアの防犯対策


ドアの防犯強化に必要な対策
ドアの防犯対策の基本・・・・補助錠を付ける
<1>ピッキング対策
<2>カム送り対策
<3>サムターン回し対策
<4>バールなどによるこじ開け対策
<5>ドアはずし対策
<6>引き戸の防犯対策
<7>勝手口のドアの防犯対策


引戸に関してはこちらをご参照ください。



ドアの防犯対策の基本・・・・・・補助錠を付ける(ワンドア・ツーロックにする)
玄関の防犯対策の基本が「ワンドア・ツーロック」です。
主錠のほかに補助錠を付けること(1つのドアに2つのロック)をこう呼びます。
単純に1つよりも2つのほうがどういった方法でもほとんどの場合開けるのに2倍の時間がかかるので、玄関ドアの防犯性を高めるには非常に効果的です。さらに防犯性の高いシリンダーが装着された物であればピッキング対策も同時にできます。
また、視覚的にも2つの錠をつけていることがすぐにわかり、住人の防犯意識の高さを空き巣などに知らすことができ、抑止効果があると思われます。
タイプとしては下記にもありますように面付け本締り錠が防犯性も高くお薦めです。

面付けタイプの補助錠を取り付けた場合に得られる効果<1><2><3><4>

補助錠についてはここちらを参照してください。

1.ピッキングされにくいシリンダーにする
新聞などで騒がれているように「ピッキング」という不正開錠技術を用いての空き巣狙いがここ数年急増しています。
日本では「水と安全はただ」という時代が長く続いてた為、消費者の防犯に関する意識が低くコスト重視の為安全性の低いキーシリンダーを装着した錠前が多く使われてきました。
このピッキング対策としては、シリンダーをピッキングに強いものに交換すれば良いのです。(錠前によっては本体ごとの交換が必要なものもあります。)

ピッキングに強いシリンダーに交換した場合に得られる効果<1>

シリンダーに関する詳細はこちらを参照ください。

2.カム送り対策

TVなどでも放送されていた「カム送り解錠」 と呼ばれる(TV等では「バイパス解錠」と呼ばれていた)方法に関して警察庁からも発表がありました。 これは特殊な形状の針金を使用し錠前本体を直接操作して開錠するという方法です。シリンダーのカラー部分(鍵穴周りの丸い金属部分)が稼動する (多少のドアの厚さの違いに対応できるように多くの機種で稼動するようになっています)ことを利用し、 そこにできた隙間からしドア内部に設置されている錠前本体を直接操作するのです。下記が警察発表のあった錠前の機種です。
下記の機種でも現在生産されているものの多くは各メーカーが対策を施していますが、 既に取り付けられている物に関してはそのほとんど全てがカム送り解錠が可能である恐れがあります。
狙われる錠前
メーカー
機種(錠前のフロント部分にある英数字の刻印)
 美和ロック 「LAMA」「BH」「LD」「LASP」「LDSP」
 ゴール 「HD」「ASLX」(レバーハンドルのみが対象)
 ショウワ 「535」「397」「CL-30」
 堀商店 1310、1311、1210、1171、1110、(注)堀商店の錠前はフロント部分に機種名の刻印は無く、全て「HORI」となっています。

対策

@ケース錠本体を現行品へ取り替える。(現行品が対策済みのもののみ有効)

Aケース錠本体の開口部を塞ぐプレート等を取り付ける。
(部品代込み工事費¥3,000〜、出張費・消費税別)

Bもしくはシリンダー部分のリングが、動かないようにスペーサー等を挟む。
ただしこれは根本的な問題の解決にはなりません。TVではシリンダー部分に針金を巻いて隙間をなくすなんてことを言っていたらしいですが、 その気になればすぐに外されてしまいます。また、スペーサーをはさんだ場合でも外見がかなり不細工になりますしシリンダーカラー(鍵穴周りの丸い金属部分) がしっかりとしたものでないとせっかくスペーサーを挟んでもカラーごと取られてしまいます。 (上記メーカーの純正品の多くはそれ程しっかりとしたカラーではありません。)

C補助錠を付ける。やっぱり“ワンドア・ツーロック”です。上記@〜Bの対策はその場しのぎの付け焼刃的なもののような気がします。この“カム送り解錠”以外に数多くの侵入方法があり(例えばバールでのこじ開けなど)、このカム送り解錠対策を施してもドロボウたちは必ずや別の方法を考え出してくると思われます。(でなければ奴等も商売?あがったりですから)補助錠を設置し“ワンドアツーロック”にしておけば例えどんな方法を考えついたとしても2つのカギを開けなければいけない(2倍の時間が掛かる)事は変わりません。

 

3.サムターン回し対策をする


 

TVなどでも放送されていた「カム送り解錠」 に続いて「サムターン回し」と呼ばれる方法でのドロボウの被害が急増しています。

これはその名のとおり、いろいろな方法を使ってドアの外から工具を挿入し、サムターン(カギを掛けたり開けたりする為の室内側のツマミです。親指を使って操作することからか「サムターン」と呼ばれています。)を回してカギを開け、侵入するという方法です。
左の写真はドリルでドアに穴をあけられてサムターン回しにあったものです。その他にも現在わかっているだけで2種類の方法があります。

狙われるサムターン
対策


@サムターン回し対策が施された補助錠を取り付ける


やっぱり“ワンドア・ツーロック”です。これらのサムターン回し対策がされている面付けタイプの補助錠を取り付けることにより「ピッキング」「カム送り」までもシャットアウトします。また、ワンドアツーロックにすることにより、ドロボウに狙われにくくなるという効果も見込めます



 

ゴール V-MHJ-5
 (カギ3本付 )
 
価格¥32,000〜(工事費込)



ゴール社の面付けタイプ補助錠で、最近急増中の「サムターン回し」という方法に対策された商品です。室内側のツマミ(サムターン)部分はマグネット式になっており、工具などで不正に解錠使用とするとそのつまみが外れてしまいま解錠することはできません。
ですからそのほとんどの場合工具を挿入する方法を用いるサムータン回しではカギを開けられる可能性はほぼ0だといえます。
キーシリンダーは従来から定評のある同社のディンプルタイプV18(ブイ・ジュウハチ)を採用しています。
上下方向を選ばないリバーシブルタイプなので使い勝手も非常に良いです。

 

美和ロック ND2R-ATBL
 (カギ3本付 )
 
価格¥30,000〜(工事費込)



美和ロック社の面付けタイプ補助錠で、最近急増中の「サムターン回し」という方法に対策された商品です。室内側のツマミ(サムターン)部分には小さいボタンが二つ付いており、 そのボタンをつまみながら回さないと室内側からも解錠することはできません。
ですからそのほとんどの場合工具を挿入する方法を用いるサムータン回しではカギを開けられる可能性はかなり低いといえます。
キーシリンダーは従来から定評のあるU9(ユーナイン)、JN(ジェイエヌ)に加えて新しいPR(ピーアール)もお選びいただけます。
特にPRとJNは上下方向を選ばないリバーシブルタイプなので使い勝手も非常に良いです。



 






Aサムターン回し対策用のサムターンを取り付ける

既に補助錠がついている場合など、サムターン回しだけに特化した対策です。サムターン回し対策のサムターンもいくつか発売されていて、美和の「防犯サムターン」やでています。

 

ゴール「マグネット式 防犯サムターン」 
¥10,000



ゴール社のサムターン回し対策商品です。上記の同社製補助錠と同じようにサムターンがマグネット式になっており、工具などで不正に解錠使用とするとそのつまみが外れてしまいま解錠することはできません。
ですからそのほとんどの場合工具を挿入する方法を用いるサムータン回しではカギを開けられる可能性はほぼ0だといえます。
現在お使いの錠前のタイプによってはハンドルセットごと交換しなければいけない場合もございます。

 

美和ロック「スウィッチ・サムターン」 
¥10,000



美和ロック社のサムターン回し対策商品です。上記の同社製補助錠と同じようにサムターンについているスウィッチを摘みながらでないと解錠できないようになっています。
現在お使いの錠前のタイプによってはハンドルセットごと交換しなければいけない場合もございます。

 

3.防犯性の高い錠前にする

玄関や勝手口に付けられている錠前の中には本来室内用に作られている防犯性の低いものがあります。
特に円筒錠やインテグラル錠のようにドアノブの真中にキーの差込口のあるものは要注意です。ノブ自体をもぎ取ることはそれほど難しくなく、当然ノブをもぎ取られればロックを解除されてしまいます。
円筒錠は構造も簡単で、ドアへの設置もしやすいので室内錠として多く使われていますが、ノブを強く叩かれたりするとロックが解除されることもあり防犯性はほとんど無いといっても過言ではないです。室外への扉に使われている場合には至急何らかの対策をとることをお薦めします。
最も防犯性能が高いのは面付けタイプの錠前です。日本の住宅のほとんどが外開きの扉が採用されています。外開きの扉にケースロック錠などが付いている場合、ドアとドア枠の隙間(下図の@)からカンヌキ部分をバールなどで攻撃され、ドア(またはドア枠)を破壊されてしまうからです。もちろん下記の「4.ガードプレートをつける」という対策方法もありますが面付けタイプとでは強度に差があります。

下の図は外開きドアを上から見た断面図です。

ケースロック錠、インテグラル錠、円筒錠など
面付け錠

錠前のタイプ別防犯性能
普及タイプ面付け錠
高級面付け錠
面付け本締り錠
ケースロック錠
ケースロック本締り錠
プッシュプル錠(例外もあり)
インテグラル錠
サムラッチ装飾錠(例外もあり)
X X 円筒錠


各錠前についてはこちらを参照してください

4.ドアにガードプレートをつける

ドアとドア枠の間の隙間からデッドボルト(施錠用カンヌキ)が見えてませんか?もし見えているのなら必ずドアに丈夫なガードプレートを付けてデッドボルトをカバーし万一攻撃されても耐えれるようにしましょう。これはドアとドア枠の隙間からバールなどを押し込まれ開錠されるのを防ぐ為です。
最近は「召し合わせ」と呼ばれる施錠用カンヌキを隠すための物がついているドアが増えていますが、これらの多くはバールなどはもちろん、ドライバー等でも曲げられてしまうものが多いです。防犯の為には強度のあるしっかりとしたものの取り付けをお薦めします。


ドアにガードプレートを取り付けた場合に得られる効果<2>
   



5.明り取り用ガラスなどの防犯


ドアやその周りに明り取り用のガラスなどがある場合、割られにくいガラスにするか、面格子を取り付けるなど、もしガラスを割られても手が入らないように対策をしてください。
面格子にも材質や取付け方法などがいろいろありそれらによって防犯性能も大きく変わってきます。
また、ガラス割り対策として室内側からもカギを使って開け閉めする両面シリンダー錠や室外側から錠の位置がわかりにくい内締りタイプの補助錠を設置する方法があります。


ガラスなどの防犯対策をした場合に得られる効果<4>

ガラスについてはこちらを参照ください。

防犯ガラスはこちらです

6.引戸の防犯対策

和風一戸建てなどによ く見られるのが引き戸と呼ばれるドアです。一般住宅用玄関の引き戸の場合、2枚の引き戸の召し合わせ部分(2枚が重なる真中部分)に付いている「召し合わせ錠」とそれぞれの戸の端についている「戸先鎌錠」があります。
一般的な召し合わせ錠の防犯性は低く、空き巣の標的になりやすといわれています。
防犯対策としては防犯性の高い召し合わせ錠への変更と戸先鎌錠の取り付けです。また、ガラス面が大きく、 ガラスを割られ手を入れられる恐れがある場合は室内側からもカギ無しでは開けられない「両面シリンダー錠」の設置をお勧めします。

また本来は扉を閉めた状態で扉を持ち上げてはずすことができる場合は扉後とはずされてしまう恐れがありますので、はずされないように対策が必要です。


引き戸用ハイセキュリティ錠はこちらをご参照ください。

7.その他の防犯対策


その他の防犯対策としては<その効果>
   ・軸の抜けない蝶番にする<3>
   ・郵便受けがドアについている場合、手などを入れられない様に内ぶたをつける。<4>
   ・ドア外しを防ぐ為にドアボスを付ける<3>
   ・カギのかけ忘れ対策として自動施錠(オートロック)の錠前を取り付ける。

ドアボス ドアボス取付例



 

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